機能一覧
各製造の工程歩留管理ができ、工程毎の製造指示数と製造実績の差異による“製造ロス”の管理ができます。
- 消費・賞味期限管理ができます。入荷食材から製造仕掛品、最終製品、出荷商品の製造工程を含めた一気通貫型の消費・賞味期限管理ができます。
- 在庫ロス管理ができます。(理論在庫と実棚卸の差異、賞味期限切れ廃棄ロス)
- MRP発注・長期MRP発注・定量発注・スポット発注により、タイムリーな在庫補充、最適在庫の管理ができます。
- 商品レシピは製造工程名入りの“ツリー構造”です。使用食材数と栄養価が自動計算されます。製造工程ごとにアレルゲン・食品添加物の検索もできます。
- 商品・調理品原価はマスタ原価、平均原価、最新原価で見れます。
- 工場の自動化は「工場管理(オプション)」で、工場POPとICタグ(RFID)を使用し、HACCP管理とトレーサビリティシステムができます。音声入力での倉庫在庫・ピッキング出荷管理 。光学機器とRFIDを使用した、フードセフティ管理と人時管理。
- 食材⇒仕掛品⇒製品⇒商品までの製造履歴が見れます。
- 商品ごとの個別原価管理ができます。
- ERPパッケージソフトAZ(10)食品加工業システムへの拡張が可能です。
- インボイス制度をすべてクリアしております。
■AZ(11)食品加工生産管理システムは、AZ(10)食品加工業システムの生産管理部分だけ取り出しました。販売管理はこれまでのシステムを使いたいが、生産管理だけシステム化したい、又は生産管理システムのバージョンアップしたい食品企業様向けです。
拡張機能を使うAZ(11)食品加工生産管理システムの導入によって、製造・在庫ロス管理と製造工程管理ができ、“第3の利益(工場利益)”が出ます。
PB商品の商品原価管理や食材・商品のトレーサビリティができます。食品製造加工業(全業種)・外食産業のセントラルキッチン(CK)やスーパーのプロセスセンター(PC)に対応しております。
コンサル協議会(FCC)」の各分野のプロコンサルタント(32名)が支援いたします。(有償)
マスタ登録
1. 会社情報
- 会社の基本情報、会社組織を登録します。組織区分、5段階の分類分けで会社組織をツリー構造で表示します。
2. レシピ関連
- 食材マスタはオリジナル食材で登録され、五訂増補食品成分表の栄養成分表とアレルゲンがコピーできます。
- 食材原価はレシピ原価、最新原価、平均原価の3つで表示されます。
- 調理品(製品・半製品・単品)マスタは、調理品の製造工程歩留設定と消費・賞味期限設定ができ、調理品原価は自動積上げ表示されます。
- 商品マスタは、商品の消費・賞味期限設定、2つの商品価格設定と価格履歴の表示、商品原価は自動積上げ表示されます。
- 商品・調理品レシピは製造工程と使用食材数量の入った“ツリー構造”で表示されます。
3. 売上関連
- 顧客、販売商品等の設定を行います。
4. 製造関連
- 製造場所・製造ライン・製造工程、仕掛品の設定を行います。
5. 仕入発注関連
- 仕入品と仕入業者の設定を行います。
6.消費・賞味期限関連
商品・調理品(製品・半製品・単品)・食材の消費・賞味
期限管理の設定を行います。
7.在庫関連
- 在庫保管場所とロケーション棚の設定、実地棚卸の仕方(毎日・週1回・月末・終売)の設定、先入先出優先か、消費・賞味期限優先かの設定を行います。
8. 配送関連
- 配送便・配送ルート等の設定を行います。
9. シミュレーション関連
- 工場出荷データ分析と店舗POS売上データ分析を①向け先・顧客②金額ベース④個数ベース⑤租利益ベースで分析できます。
10. 顧客関連
- 顧客情報(CRM)の詳細設定ができます。
11. POS関連
- 本部で全店POS商品マスター設定と全店POS売上データ管理を一括管理できます。
12. 工場管理(オプション)
- 工場POP(iffs-PA)を利用した“製造実績自動収集管理とHACCP管理”、ICタグ(RFID)を利用した”在庫管理とトレーサビリティシステム”ができます。
13.店舗システム(オプション)
- 店舗のpos売上管理、発注・入荷・在庫管理、顧客管理、インストアメイキング製造管理ができます。
レシピ管理
- レシピは規格統一ができるように食材、調理品(製品・半製品・単品)、商品、セット商品の4つのレシピマスタで構成されています。
- 食材から商品になるまでの調理品製造工程階層は無制限です。
- レシピのツリー構造にて、使用原材料量がすぐにわかります。
- 使用食材がどの調理品、どの商品に使われているか簡単に検索できます。
- 原価自動積み上げとアレルゲン含有表示で新商品開発が容易にできます。
- 在庫区分で温度帯管理(常温・冷蔵・冷凍)ができます。
- 食材、調理品、商品は5段階の階層管理で、高速検索ができます。
- デザインコピー機能で商品レシピが簡単に作成できます。
- 使用単位は現場で使用している単位をそのまま使えます。レシピ単位、製造ロット単位、在庫単位の3つがあります。
- 商品・調理品レシピには画像取り込みができます。
調理品(製品・半製品・単品)マスタ登録・・・各調理品ごとに消費・賞味期限の設定と歩留り設定が可能です。登録した内容により、原価、栄養価が自動計算されます。
商品のツリー構造・・・商品、調理品のレシピ構成を製造工程毎に使用数量をツリー構造で表しています。
製造関連
- 販売計画(需要予測)データと過去生産実績データと在庫データから生産計画表(生産シミュレーション)を作成します。MRP(資材所要量計算)機能により製造計画を自動作成しますと、製造指示データと食材と包材の発注データが作成されます。
- 1日の製造計画はスケジューラーで表示され製造指示書が発行されます。
- スケジューラーには工程ライン別の製造指示数・作業時間・作業員数が反映されています。
- 製造指示数と製造実績数の差が製造ロスとなります。
- 仕掛品の製造計画もできます。また仕掛品の消費・賞味期限を設定できます。
- 製造実績の自動収集は工場POP(iffs-PA)で可能です。(オプション)
- 生産計画情報には製造後の未来製造在庫数が表示されます。
製造計画データ・・・工程ラインごとの作業時間を帯グラフで表示します。
生産シミュレーション・・・過去の製造実績を曜日毎の折れ線グラフで表示します。
※オプション・・・HACCPシステム・工場POPシステム・RFID在庫管理システム・トレーサビリティシステム
原価管理
レシピ原価、最新原価、平均原価の3パターンで原価が算出できます。
- 食材マスタの原価情報をもとに、レシピの積上げにより工程ごとの調理品原価と商品原価を自動算出します。
- 調理品の製造工程の人件費も組み込みが可能です。 (例)盛付工程で3人で従業員1時間 ぶり照り焼き弁当100個、ハンバーグ弁当100個
- 売上げ実績とリンクしているので、即時に原価率、粗利益の算出が可能です。
商品原価
商品を構成する調理品を決定する場合、組み合わせる調理品によって、その都度、原価も再計算されるので、いろいろなパターンの調理品の組み合わせによるシミュレーションができます。
調理原価
調理品を構成する食材を決める場合、選ぶ食材によって、その食材を使った場合の調理品の原価をシミュレーションできます。
仕入・発注管理
- 食材毎に発注データ作成方法(MRP発注、長期MRP発注、定量発注、スポット発注)の選択ができます。
- 生産計画表に基づき「製造計画自動計算」をしますと、工程歩留率と食材廃棄率(五訂食品成分表)を加味した製造使用予定数と現在在庫数から発注データを自動計算します。また、製造使用予定数には製造工程ごとの歩留り率、食材の廃棄率も考慮します。
- 業者カレンダーに基づき、当社毎の納品日を自動判別して発注データを作成します。
- 業者への発注方法は自動FAX又はEDI発注です。
- 発注者は納品日時、倉庫、棚を指定できます。
- 発注データはそのまま入荷データとなります。
- 入荷検品後は在庫品となります。
- 入荷時の賞味・消費期限と産地入力情報がトレーサビリティ情報となります。
- 仕入伝票は入荷時の単価が決まり次第、仕入・買掛データが自動作成されます。
発注関連
入荷検品関連
仕入・買掛関連
MRP発注データ作成
製造計画数から必要量算出し、自動的に発注データを作成する。(毎日納品される品目が対象)
長期MRP発注データ作成
製造計画数から必要量算出し、発注予備数を確保するまで自動的に発注データを作成する。
定量発注データ
製造計画数から必要量算出し、発注点を下回るタイミングで適正在庫量になるまで自動的に発注データを作成する。
スポット発注データ消費・賞味期限管理
製造計画数、在庫数に関係なく発注データを手動で作成する。
消費・賞味期限管理
- 入荷食材から、出荷商品までの一気通貫型消費・賞味期限管理ができます。
- 商品、仕掛品、調理品(製品・半製品・単品)、食材に消費・賞味期限管理を設定できます。
(例1)商品マスタ登録画面で”消費・賞味期限は、製造日よ
り××日後”と登録します。
(例2)仕入品(食材)入荷・検収画面で消費・賞味期限を登
録します。
入荷・在庫管理
- 在庫管理の出庫方法は、先入先出優先か、消費・賞味期限優先かを設定できます。在庫場所のロケーション管理ができます。
- 食材の入荷時に消費・賞味期限、製造年月日、生産者、生産地の入力により消費・賞味期限管理ができます。
- 在庫単位は自由設定(対g換算値)で5階層管理ができます。(例)コンテナ単位/ケース単位/個単位/g単位
- 理論在庫と実棚数量との差が在庫ロスとなります。実棚卸は分数入力もできます。
- 入荷検品(入庫)、製造実績(出庫・入庫)、出荷(出庫)の各確定ボタンにて理論在庫が自動計算されます。
- 棚移動、在庫調整(スポット入庫、スポット出庫、ロス、廃棄)により直接在庫数量を操作できます。
- 月末に限らずいつでも理論在庫をもとに、実棚入力ができます。
- 実棚情報は財務会計システムへのリンクができます。
シミュレーション
- 過去の販売実績データ又は工場出荷実績データにより、個別商品の任意の期間(from~to)での販売シミュレーションが可能です、曜日別の実績データをグラフで表現します。
- 過去の生産実績データより、個別製品の任意の期間(from~to)での生産シミュレーションが可能です。曜日別の実績データをグラフで表現します。
- 店舗POS売上データを経営者向け分析表に出力できます。(個数・金額・粗利別分析表)
- 工場出荷データの分析ができます。(商品別・向先別の個数・金額・粗利別分析表)
精度の高い需要予測(販売計画)を立案
<販売シミュレーション>
過去の製造実績を曜日ごとの折れ線グラフで表示します。
工場管理
- 1.HACCPの温度管理や製造実績数の
- 自動取込が工場POP“”で、できます。
- 2. ICタグ(RFID)を利用した在庫管理とトレーサビリティ管 理と作業者管理ができます。
- ・商品個別原価の材料費と人件費が明確になります。
- ・製造工程のミスが激減します。
- 3.製造指示と製造実績をタッチパネルで対応できます。
*iffs-PAとは㈱イシダの工場POP製品です。テレビ画面(CRT)で製造指示をし、計量器で実績値を取り込むシステムです。AZ10のERPソフトとiffs-PAのミドルウェアソフトのリンクにより製造実績状況がリアルタイムに見えるシステムです。⇒”見える化”の実現。