機能一覧
■AZ(8)献立管理システムは給食センターと給食産業(産業・病院・学校・介護)向のシステムです。
①各事業所の栄養価と食材原価をベースとして、献立表を作成する
②食数計算に基づき調理計画を立て、調理指示を現場に出す。
③調理計画に基づき使用する食材発注の入荷・在庫の管理が
できます。又、各事業所や保健所に提出する栄養関連資料も
出力できます。
④クックチル対応・セントラルキッチン(CK)対応です。
「食の安全・安心」の消費・賞味期限管理、アレルゲン管理、
添加物・トランス脂肪酸の管理、食材入荷から献立出荷までの トレーサビリティ管理&HACCP管理がオプション機能で工場POP、ICタグ(RFID)を使ってできます。
⑤消費・賞味期限を加味したロケーション在庫管理ができます。
⑥シンクタンク「 食品関連コンサル協議会(FCC)」の支援(有料)があります。
機能管理
①マスタ管理(会社組織図で事業所管理)②レシピ管理③食数管理④調理管理⑤発注・仕入・買掛管理⑥消費・賞味期限管理⑦入荷・在庫管理とロケーション管理⑧トレーサビリティシステム対応⑨献立シミュレーション&献立分析
マスタ管理
1. 会社情報
- 会社の基本情報、会社組織を登録します。組織区分、5段階の分類分けで会社組織をツリー構造で表示します。
2. レシピ関連
- 食材マスタでは、五訂増補栄養成分値の表示、マスタ原価、最新原価、平均原価の表示を行います。
- 調理品マスタでは、調理品ごとの歩留設定、原価の自動積上げ表示を行います。
- 商品マスタでは、商品価格履歴の表示、原価の自動積上げ表示を行います。
- 商品・調理品レシピは製造工程の入った“ツリー構造”で表示されます。食材マスタは五訂増補食品成分表表示、アレルゲン表示をします。
3. 製造関連
- 仕掛品の設定、製造工程の人数と時間の設定。
4. 入発注関連
- 仕入品と仕入業者の割付け設定等を行います。
5. 在庫関連
- 食材ごとの在庫場所と棚の設定と実地棚卸の仕方(毎日・週1回・月末・終売)を設定します。
6. 顧客関連
- 顧客情報の詳細設定を行います。
7. 工場管理(オプション)
- HACCPの“衛生管理”、工場POP(iffs-PA)の“実績管理”とICタグ(RFID)での“トレーサビリティシステム”が可能です
レシピ管理
- レシピは規格統一が出来るように食材、調理品(単品・半製品・製品)、商品、セット商品の4つのマスタで構成されています。
- 食材から商品になるまでの調理品工程階層は無制限です。
- レシピのツリー構造にて、使用原材料量がすぐにわかります。
- 使用食材がどの調理品、どの商品に使われているか簡単に検索できます。
- 原価管理の自動積み上げとアレルゲン含有の有無による新商品開発資料を提供します。
- 在庫区分で温度帯管理ができます。食材、調理品、商品には5段階の階層管理がありますので、高速で検索が出来ます。
- デザインコピーの複写機能がありますので、簡単に商品レシピが作成できます。
- 使用単位はレシピ単位、製造LOT単位、在庫単位の3つがあります。現場で使用している単位をそのまま使えます。
- 商品・調理品は画像取り込みができます。
調理品(単品・半製品・製品)マスタ登録・・・各調理品ごとに歩留り設定が可能です。登録した内容により、原価、栄養価が自動計算されます。
商品のツリー構造・・・商品、調理品の構成調理品、食材をツリー構造で表しています。
食数管理
各事業所献立に基づいた食数計画表を作成します。
①産業給食は、各企業の本社食堂や工場の社員食堂を対象とし、献立メニューも限定されている。以下の食数を推定算出する。
- 朝・ 定食
- 昼・ ランチ(日替ランチA・B、カレー丼、麺類等)
- 夜・ 定食
- 残業・ 麺類・カレー丼等
②学校給食は小学校・中学校・児童用献立表が栄養価と原価制限の
中で毎年毎の献立数を食数計算する。
③病院給食は患者カルテ・食事箋によって献立表を作成し
食数計算する。
④介護給食は健康食と治療食に区別され食数計算する。
⑤本部給食センター(CK)のある企業は各事業所からの食数集計に
基づき、調理計画(生産計画)を作成する。
調理管理
■調理管理は本部CKや各事業所での計画のことです。
- 食数計画(製造計画)に基づき、調理指示(製造指示)を現場に出します。
- 調理計画表を作成しますと使用食材数を算出し、在庫を見ながら不足食材の発注表を自動作成します。
- 発注一覧を確認し、発注指示を出します。仕入業者毎に自動FAX で発注書が送付されます。
- 発注指示を出しますと仕入業者毎の入荷予定表を見れます。入荷検品を確認しますと仕入食材は在庫になります。同時に仕入伝票に計上されます。
- 調理指示後、調理実績を入力しますと使用食材の在庫が引落されます。
- 各事業所の調理指示には製造工程の歩留管理はありません。調理指示には食数計画に必ず予備数(多めの数量)を入れておきます。
発注・仕入・買掛管理
- 食材毎に発注データ作成方法(MRP発注、長期MRP発注、定量発注、スポット発注)の選択ができます。
- 生産計画表に基づき「製造計画自動計算」をしますと、工程歩留率と食材廃棄率(五訂食品成分表)を加味した製造使用予定数と現在在庫数から発注データを自動計算します。また、製造使用予定数には製造工程ごとの歩留り率、食材の廃棄率も考慮します。
- 業者カレンダーに基づき、当社毎の納品日を自動判別して発注データを作成します。
- 業者への発注方法は自動FAX又はEDI発注です。
- 発注者は納品日時、倉庫、棚を指定できます。
- 発注データはそのまま入荷データとなります。
- 入荷検品後は在庫品となります。
- 入荷時の消費・賞味期限と産地情報入力情報がトレーサビリティ情報となります。
- 仕入伝票は入荷時の単価が決まり次第、仕入・買掛データが自動作成されます。
発注関連
入荷検品関連
仕入・買掛管理
MRP発注データ作成
長期MRP発注データ作成
製造計画数から必要量算出し、発注予備数を確保するまで自動的に発注データを作成する。
定量発注データ
製造計画数から必要量算出し、発注点を下回るタイミングで適正在庫量になるまで自動的に発注データを作成する。
スポット発注データ
製造計画数、在庫数に関係なく発注データを手動で作成する。
消費・賞味期限管理
- 入荷食材から出荷商品までのトレーサビリティ管理ができます。
- 商品、仕掛品、調理品(単品、半製品、製品)、食材に消費・賞味期限を設定できます。
(例1)商品マスタ登録画面で消費・賞味期限は“製造日より××
日後”と登録します。
(例2)仕入れ品(食材)の検収登録画面で消費・賞味期限を登録
します。
入荷・在庫管理
- 在庫管理は、これまでは先入先出しを原則としていましたが、これからは先入先出優先か、消費・賞味期限優先か、を設定することができます。在庫場所のロケーション棚番管理ができます。
- 入荷時の消費・賞味期限、製造年月日、生産者、生産地の入力により消費・賞味期限管理ができます。
- 在庫単位は自由設定(対g換算値)で5階層管理ができます。(例)コンテナ単位/ケース単位/個単位/g単位
- 理論在庫と実棚数量との差が在庫ロスとなります。実棚卸は分数入力もできます。
- 入荷検品(入庫)、製造実績(出庫・入庫)、出荷(出庫)の各確定ボタンにて理論在庫が自動計算されます。
- 棚移動、在庫調整(スポット入庫、スポット出庫、ロス、廃棄)、賞味期限切れ在庫一括破棄により直接在庫数量を操作できます。
- 月末に限らずいつでも理論在庫をもとに、実棚入力ができます。
- 実棚情報は財務会計システムへのリンクができます
シミュレーション
- 過去の販売実績又は工場出荷実績データにより、個別商品の任意の期間(from~to)での販売シミュレーションが可能です、曜日別のグラフで表現します。
- 過去の生産実績データより、個別商品の任意の期間での生産シミュレーションが可能です。
- 店舗POS売上データの発売者向け分析表が出力できます。(個数・金額・粗利差別分析表)
- 工場出荷データの分析ができます。(商品別・向先別の個数・金額・粗利差別分析表)
精度の高い需要予測(販売計画)を立案
<販売シミュレーション>
過去の製造実績を曜日ごとの折れ線グラフで表示します。
工場管理
- 1. HACCPの温度管理や製造実績数の自動取込が工場
- POP“”で、できます。
- 2. ICタグ(RFID)を使った工場
- トレーサビリティシステムと作業者管理ができます。
- ・商品個別原価の材料費と人件費が明確になります。
- ・製造工程のミスが激減します。
- 3.製造指示と製造実績をタッチパネルで対応できます。
※iffs-PAとは㈱イシダの工場POP製品です。テレビ画面(CRT)で製造指示をし、計量器で実績値を取り込むシステムです。AZ10のERPソフトとiffs-PAのミドルウェアソフトのリンクにより製造実績状況がリアルタイムに見えるシステムです。